BMXのパーツのひとつに「ペグ」という部品があります。
ペグとは、金属で作られた筒状のもので、BMXのトリック(技)に使われる重要な役目をするパーツのことです。
ペグは通常、前輪と後輪の左右のハブの部分にそれぞれ1本ずつ計4箇所装着できるようになっています。
ペグには、アルミ製の軽いものから、鉄製の重いものまであり、それぞれのスタイルによって使う目的が分かれてきます。
ペグを利用したトリックには、ストリートの「グラインド」という技があり、ペグを段差などに引っ掛けて滑ることをいいます。
グラインドなどのトリックによって、ペグが段々と磨り減ってしまうので、鉄製で丈夫なものを使用しますが、すぐに取替えが必要な消耗品のひとつです。
一方、フラットランドでは、ペグは足を置くためのものであったり、手で握るための取っ手としても使用するので、太くて軽量なアルミ製のものが使われることが一般的と言われています。
ペグの形状を比較すると、長いペグは端の方に乗れば回転しやすいですが、バランスをとるのがとても難しくなります。
短いペグは、バランスがとても取りやすいのですが、回転するにはなかなか難しいものといえます。
このようにペグの形状ひとつとってもBMXは、パーツひとつひとつが重要な役目をしており、尚且つ奥の深い乗り物だと言えます。
あなたのライディングスタイルにあったペグを選ぶことが、BMXを楽しむひとつのポイントといえるかもしれません。
BMX(ビーエムエックス)とは何でしょう?
BMX(ビーエムエックス)とは、アメリカで生まれた競技用小径自転車です。BMXとはBicycle Motocross(バイシクルモトクロス)の略。小さな車体は一般人の目には滑稽に映りますが、これはその黎明期において子供用であったBMXが、後に成人の乗り物へと変化したからです。
広大な国土を利用したオフロード大国のアメリカで、大人のモトクロスのマネをして少年たちが自転車のカゴや泥除けなどを取って、土の上などを走ったことからBMXが誕生しました。浪漫のあるお話です。
これによってアメリカではエンジンがついたモトクロスを大人用、BMXが子供用と位置付けられました。このため、本来はBMXが荒地用の自転車となるはずでした。あくまでもBMXコースという特殊な状況下の子供用のBMX競技専用自転車という枠を出なかった、ということです。本格的な大人用の荒地用自転車が登場するには、1980年代前半になります。オフロードバイク(通称MTB)としてフィッシャーとリッチーらのビーチクルーザーダウンヒラーからの進化がブレイクの原因でした。そして徐々に自転車の地位を築いていきました。BMX人気から1983年にはニコール・キッドマン主演の「BMX Bandits」(邦題:BMXアドベンチャー)という映画も作成されました。
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